2025年度 スローガン
一般社団法人にいがた北青年会議所
第42代理事長
【はじめに】
⼀般社団法⼈にいがた北⻘年会議所の歴史は1984 年に豊栄⻘年会議所が⽇本で731 番⽬の⻘年会議所として認証されたことに遡ります。戦後の動乱の中、明⽇に向かって⽣きる⼈間の強さ、熱が今⽇の近代⽇本の⼟台を築いてきたのではないでしょうか。熱をもって、明るい豊かな社会の実現を⽬指す⻘年の運動により、豊栄の歴史、北区のまちが作り上げられてきました。そこには、夢中になって運動を推進し、溢れる情熱、圧倒的な⾏動⼒、懐の深い⼈間⼒を備えた先輩諸兄姉の皆様の⾜跡がありました。
時代は昭和、平成を経て令和となり、2025年は戦後80年を迎えます。デジタル技術の普及により⼈間社会は利便性が⾼まった⼀⽅、費⽤対効果が重視するあまり⼈間味のない⼈付き合い、周りからの声なき声に怯えた無難な⾏動。⼈間が⼩さくまとまり、社会の活⼒は失われ、私たちは常識という名のつまらない鎖に雁字搦めなのかもしれません。私たちは⼀体誰に、何に遠慮をしているのでしょうか。
⼈⼿不⾜、資材価格の⾼騰、価値観の多様化、現代の課題は幾多もありますが、そんな時代だからこそ、J Cが常識の鎖を破壊し、新たな価値観、新たな⼀歩を踏み出す組織、個⼈の集まりであることを私は誰よりも信じる⼀⼈でもあります。 2025年度は40周年の歩みを踏まえ、先輩諸兄姉に敬意と感謝を表し、精⼀杯活動して参ります。
【結果を出す会員拡⼤】
⽇本全体の⼈⼝が減少局⾯に⼊り、特に少⼦化により若い世代のボリュームが減ってきている中、⼈⼿不⾜はどの業界、どの団体にも共通する悩みの1つです。多様化する価値観に合わせ、⼈の居場所も様々です。多様な価値観を受け⼊れ、柔軟性のある組織にすることが求められています。
果たしてそれで⼗分でしょうか。そんな時代だからこそ、組織には明確な⾊が求められると私は考えます。にいがた北⻘年会議所という明確な⾊のもと、令和の時代に合わせやり⽅を変えていくことが、新たな会員拡⼤には必要だと考えます。
今年度は19名から運動がスタートいたします。会員拡⼤に愚直に取り組むことを通じて、私たちが何者なのか気付くことができるはずです。そしてそんな組織であればこそ、必ず会員拡⼤は実現します。場当たり的な動きではなく、1年間の会員拡⼤に関する計画を⽴て、会員⼀丸で取り組むことで必ず結果が出ます。
⼀丁⽬⼀番地。これからのにいがた北⻘年会議所の礎の1年となるよう、必ず拡⼤を実現させましょう。
【地域と共に 地域に根ざして】
我々は昨年、創⽴40周年を迎えることができました。この間の先輩諸兄姉の皆様のご功績に敬意と感謝を申し上げるともに、地域の皆様のご理解、ご協⼒に感謝の念を申し上げます。 私たちは地域に住み働き、地域にある⾃然の恵をいただき、地域で⽣活を営んでいます。⾔い換えればこの地域の豊かな⾃然環境、各種企業活動、医療機関、学校などがなければ、⽣活は成⽴しません。JC運動に置き換えてみれば、明るい豊かな社会を実現するフィールドがあってこそ、私たちは運動を展開できます。つまり、この街に住まう⼈々がいてこそ、私たち⻘年会議所が存在できるのです。
今後もこの地域に根ざし地域と共に歩みを進めるべく、会員に限らず、広く地域の皆様に愛し愛され、⽀え、⽀えて頂く団体との関係性の構築を進めます。
【温故知新 常識に囚われず⼀点突破】
⻘年会議所には時代により変わらない決まり、習慣もあれば、時代とともに変化をしてきたことがらもあります。1年ごとに組織、ルールも変えることができるのは、JCの強みです。いいものは変えず、よくないものは改善をする。この繰り返しの歴史が、現在のJCの形です。 しかし、ルールに縛られ過ぎていないでしょうか。ルールを守ることが⽬的になっていないでしょうか。決まりの成り⽴ちを紐解くことで、新たな考え⽅の発⾒を通じ、新たな⼀歩を踏み出せるはずです。JC運動の全てを形づくるのは私たち会員に他なりません。常識に囚われず、新たな⼿法、新たな⾒地から事業を構築し、展開していくことでその先に⾒えてくる景⾊が⾒えてくるはずです。横並びの運動ではなく、2025年度のにいがた北⻘年会議所を皆で作っていきましょう。 私たちの始まりの地で北区⺠全体を巻き込んだダイナミックな事業、北区⺠が⼀体となれるような⼀点突破の事業を展開して参ります。
【おわりに】
Uターンで地元に戻ってきて数週間後、3,000円を握り締め冬の松潟屋に⾏ったことで私のJC運動、新潟での⽣活が再び始まりました。 多くの先輩諸兄姉との出会いは、私の今までの常識を変える、⾃分の弱さを感じる出会いとなりました。裏を返せばそれだけ成⻑の機会を頂いてきた、それが私にとってのJCです。そしていつしか⼤好きな居場所となりました。もちろんいい感情もあれば、よくない感情もあります。ですが、いつも考えてしまう、なんだか不思議な組織です。
「⼈それを運と呼ぶ」
戦前、戦後に活躍し打撃の神様と呼ばれ⽇本プロ野球史上初の2,000本安打を達成した川上哲治さんが残した⾔葉です。 出会いは偶然でもなく、⾃ら動くことでそのチャンスを得ます。そしてその出会いが⼀⽣を変えるかもしれない。打席に⽴つのか、⽴たないのか。外野の評価なんてどうだっていい。決めるチャンスを持っているのはあなた⾃⾝だけです。
勇気を持って、ともに⼀歩を踏み出しましょう。
事務局
事務局長 川崎 信仁
にいがた北青年会議所は、会員数の減少に伴い、各委員会の担う役割が多くなっているのが現状です。この現状を踏まえ、私たち事務局は、にいがた北青年会議所の運営業務全般を担い、各委員会がより活発に活動できるよう、サポートする必要があります。
まずは、委員会の活動や事業に、全力で取り組むにいがた北青年会議所でなければなりません。そこで、役員会・理事会を活発な意見交換の場にできるよう、2025 年度より事務局会議を新たに取り入れ、各委員会の議案を校正、校閲し、より良い事業や活動がおこなえるよう、努めます。また、年間を通してメンバーがJC活動に尽力していただくために、褒賞により功労者をしっかりと労い、メンバーの意欲増進につながるよう、計画します。つぎに、 例会・総会では、正確な期日周知と各種資料を整え、円滑な諸会議がおこなえるよう、設営します。 さらに、理事長・監事選出委員選出選挙、理事選挙では、にいがた北青年会議所の今後を左右する重要な選挙でありますので、メンバー全員の意思が反映されるよう、重要性を伝えていき、投票率100%を目指し、公正な場を設えます。そして、にいがた北青年会議所の魅力ある活動の様子を、外部の方々、関係諸団体、まだ見ぬ新入会員候補者が見やすいよう、ホーム ページの作成・管理にも尽力いたします。
結びに、2025年度小柳聡理事長が掲げる、「一点突破~自らの可能性を信じ新たな一歩を~」の所信を胸に刻み、事務局また一個人としても成長、 邁進してまいりたいと思います。1年間どうぞよろしくお願いいたします。
ひかりの華委員会
委員長 川居 聖希
我々にいがた北青年会議所は昨年40周年という節目を迎えることができました。それは先輩諸兄姉が地域と密接につながる努力を続けてきてくださったおかげです。現在の現役会員は入会3年未満のメンバーが会員の半数を占め、大きな過渡期にあると考えます。私たちが当青年会議所に関 わってこられた皆様の熱き想いを紡ぎ、更なる高みを目指し、現状に満足することなく一歩前へと前進していく必要があります。地域の青年経済人として、地域のリーダーたる素養を身に付け、にいがた北青年会議所の発展につながる誇り高き人財となるため、私たち委員会が会員個々の成長につながる活動の場を提供し、会員資質向上とともに未来への道筋をつくってまいります。
まずは、新年初めに開催する賀詞交歓会では、先輩諸兄姉の皆様や地域、行政の皆様をお招きして交流を図るとともに、現役会員が1年間の活動 を思い描けるよう、会員に成長の機会を提供し、自身の成長につながる意識醸成の第一歩となる事業を行います。
そして、合同事業では、LOM間を超えた学びの場として、普段関わることのないLOMと自己成長につながる有意義な事業に取り組み、会として、個 人としての学びの多い事業を行います。 さらに、地域啓発事業では、私たちが生まれ育った地域の方たちのみならず、事業を行っている我々が心からわくわくする、常識に囚われない、当会 を知らない人たちにも未来への希望に溢れた想いを届けられるようなダイナ ミックな事業を行います。 また、SCLOM5では私たち委員会が主体的にSCLOM5の活性化を図り、 LOMを超えたさらなる友好関係の構築に努めます。 そして、卒業式では長年にわたり当会でご活躍された卒業生への感謝の気持ちを込めて、めでたい門出に花を添えて送り出します。
本年度、小柳理事長が掲げている「一点突破〜自らの可能性を信じ新たな一歩を〜」のスローガンのもと、たくさんの成長の機会を与えていただけることに感謝し、自分たちを信じて大きな困難も突破していきます。1年間どうぞよろしくお願いいたします。
組織拡大委員会
委員長 藤田 貴夫
私たち組織拡大委員会は、にいがた北青年会議所の更なる発展のため会員拡大に重きを置いた委員会として設置されました。青年会議所が設立されて以来、途絶えることなく継続している事業が会員拡大であり、青年会 議所活動の一丁目一番地です。先輩諸兄姉の想いを絶やすことなく、当会の魅力を全メンバーで共有し、会員拡大に取り組む必要があります。
会員拡大を成功させ持続可能な団体となるために、全メンバーが熱意のこもった会員拡大を自発的に取り組む組織を目指します。まずは、一人ひとりが会員数減少という現実に向き合い、多くの方々との交流をメインとした 事業を企画し、さまざまな方と接点を持つことでより効果的な拡大を目指してまいります。そして、まだ見ぬ同志に青年会議所の活動に共感し、当会の魅力を伝え、共有できる場を設けることにより、ひとつの出会いが心を動かす原動力となり、入会への意欲を高めます。我々の仲間を増やすことで社会への影響力は計り知れないものになります。だからこそ会員拡大は青年会議所運動の基盤として継続していく必要があります。何より忘れてはいけないことは入会がゴールではないということです。入会後のアフターフォロー も重要であり全メンバーで新入会員の方と率先してコミュニケーションをとり、全メンバーで思いやりと愛情をもって接する事により、入って良かったと 感じて頂けるよう取り組みます。そして、新潟市北区に所属する多くの企業 に、にいがた北青年会議所の活動を理解していただき、応援してもらえる団体であるために賛助団体という形で一緒に活動に参加していただき、パート ナーとして一緒に活動を進めてまいります。
理事長が掲げるスローガン「一点突破~自らの可能性を信じ新たな一歩を~」のもと、全メンバーが打席に立ち、行動量で人財獲得。量が質に転化し、にいがた北青年会議所もあるまちではなくにいがた北青年会議所があるまちと地域の方に感じていただける組織を実現します。1年間どうぞよろしくお願いいたします。